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産業技術総合研究所による太陽光パネルの検査

太陽光発電のメンテナンスの仕組みをつくる取り組み

パネルが全国的に故障している実態は、NHKが太陽光発電の故障に関する特集を放送にて詳しく説明されていました。今回は産業技術総合研究所の正しい保守点検方法を作る取り組みについてご紹介します。

産業技術総合研究所 加藤和彦研究員の話

【産業技術総合研究所加藤和彦主任研究員】
「一度つけて運転を始めてしまうと屋根の上で故障が起きているのかどうかわからないもので、業界としてもちゃんとした方法がない実態があって、我々としてはそういう方法を見つけて正しい保守点検方法を作っていきたいと思っています。」

出典:NHK 岡山ニュース 頻発する太陽電池故障 2012年4月17日(火)放送

太陽光発電にメンテナンスが必要なことは、一般にもかなり浸透してきましたが、具体的な評価の基準はなく、定期点検もメーカーや業者任せになっている現状があります。故障は起こらないのが一番ですが、メンテナンスの仕組みを作っていくのは重要です。

【産業技術総合研究所加藤和彦主任研究員】
「不具合を見つけるメンテナンス技術をセットで議論しないと本当の意味でユーザーがハッピーにならないのではないかと思います。」

太陽電池で、実際にはどのような問題が起きているのかを探るため、加藤さんは、今月から研究所で使っている5600枚の太陽電池パネルを詳細に調べはじめました。

加藤さんは、まず赤外線カメラで電池の表面を写しました。

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【加藤さん】
「ここに1枚うっすら暖まっているところがありますけど…。」

周りに比べて白いところは、異常な発熱が見られる部分で、電池の回路が切れて発電効率は下がっていると考えられます。

また特殊なカメラで撮影するとパネルの一部が割れていました。

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さらにパネルの裏の一部が焦げているのも見つかりました。
電流が集中して、異常な発熱が生じたとみられます。

【加藤さん】
「住宅だとパネルの裏というのはすぐに屋根ですよね。屋根とパネルの間はけっこう枯れ葉が近くにたまっていたり可燃物があるというのはちょっと必ずしも安全ではないということです。」

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加藤さんは原因調査と合わせて、より簡単なメンテナンス方法を探ろうとしています。
この装置は、太陽電池に電流が流れているかどうかを音で知ることができます。

「【加藤さん】
これは信号をキャッチしているんで、断線していないと。こっちもちょっと切れかかっていますけどまだシグナルが鳴っていますので受信している。こちら側も受信している。鳴らないですね。鳴らないのでこの付近が断線している」

値段はおよそ10万円と比較的、他の調査機器よりも安く、メンテナンスを行う業者などへの普及が期待できるとしています。

【加藤さん】
「新エネルギーというのはこれから進めていかなければいけないというのはまちがいないことだとは思うんですが、まだ未熟な部分もありますので、そこを一つ一つ解決していくことで、本当の意味で新エネルギーの普及が進むのではないかなと思います。」

国のエネルギー政策の見直しの中で、大きな柱として位置づけられている太陽光発電。
本格的な普及に向けて保守点検の技術を確立し、信頼性を高めることが求められています。

出典:NHK 岡山ニュース 頻発する太陽電池故障 2012年4月17日(火)放送

メンテナンス技術は進んでいるのか?

ものすごいスピードで太陽光発電の普及が進んでいますが、メンテナンス技術はまだまだ追いついていないのが現状です。メンテナンス機材もどんどん出てきていますが、メンテナンスを行う人材が足りていない実態があります。

また、技術的な問題以前に、設置した業者が倒産した事例や、なかなかメンテナンスに来てくれない業者など、現場レベルでも問題が次々に起こっています。

長期間、安心して太陽光発電システムを利用するためには、しっかりとしたメンテナンスが必要です。

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