NHKが太陽光発電の故障に関する特集を放送
太陽電池の耐久性やメンテナンスの技術を高めることは喫緊の課題
NHKの特集で太陽光発電の故障が頻発していることが放送されていました。少し前の放送にはなりますが、当時から太陽光発電のメンテナンスが課題としてあがっていたことが伺える内容になっています。
番組内では、業者からメンテナンスの必要はないと聞いていたにも関わらず、6年目に急激に発電量が低下してしまい、半数近くのパネルを交換することになった方の事例が紹介されていました。
「販売店の営業の方はメンテナンスは必要だからメンテナンスをちゃんと受けなさいといって売るべきです。それをノーメンテといって売るのは言語同断だと思います。」
また、発電量の低下によるパネル交換の実態についても触れています。
設置した太陽電池が数年で壊れるケースは全国的に起きていることがわかってきました。経済産業省が所管する産業技術総合研究所の研究員などが全国で、調査を行った結果、住宅に設置された太陽電池のおよそ2割が、10年以内に発電量が減り電池パネルの交換を行っている実態が明らかになりました。
調査を行った加藤和彦研究員は、数年で太陽電池が壊れる背景には耐久性の評価基準が十分ではなく定期点検も義務付けられていないことが、あるのではないかと考えています。
【産業技術総合研究所加藤和彦主任研究員】
「一度つけて運転を始めてしまうと屋根の上で故障が起きているのかどうかわからないもので、業界としてもちゃんとした方法がない実態があって、我々としてはそういう方法を見つけて正しい保守点検方法を作っていきたいと思っています。」
太陽光パネルのメンテナンスは今後の大きな課題
太陽光発電の普及が進むにつれて、『太陽光発電はメンテナンスフリーではない』ということが常識になりつつありますが、正しいメンテナンスの方法や基準は今のところありません。
一般社団法人太陽光発電協会(JPEA)が公開しているガイドラインはありますが、あくまでもガイドラインなため、実際のメンテナンス現場では業者任せとなっているのが実態です。車でも車検があるように、太陽光発電のメンテナンスに関する基準やルール作りは今後の課題となってくるでしょう。
メンテナンスに基準がないことの弊害
基準がないということは、悪く言えばなんでもありになってしまい、悪質な業者がロクな検査もせずに点検費用を請求してくる可能性もでてきます。
もちろん、ほとんどの業者はきちんと点検作業をしていますが、ルールがないことに便乗して手抜きメンテナンスをおこなう悪徳業者も必ず現れます。
点検はちゃんとしても高額の請求をしてくるボッタクリ業者がでてくるかもしれません。
どこにメンテナンスを頼めばいいのか?
価格をきちんと明示していて、実績の多い業者にメンテナンスを依頼するのが一番安心です。ソーラーセーブでは当社の厳しいメンテナンス基準をクリアーした業者のみをご紹介しています。
お見積もり・お問い合わせは無料です。太陽光発電のメンテナンスに関するお悩みはソーラーセーブにご相談ください。