どうしてメンテナンスフリーではないの?
発電量の確保にはメンテナンスが大切です
太陽光発電を購入するときに営業マンから『太陽光発電システムはメンテナンスフリーなので、設置してから手間がかかりませんよ』と言った案内を受けた方も多いことでしょう。インターネット上でもそういった記事を見かけることがよくありますね。
しかし実際にはメンテナンスは非常に重要です。メーカーも定期点検を推奨しています。
『一回つけてしまえば放っておいても大丈夫』と言うのは少し大げさですね。
ただ全部がウソかといえばそうでもありません。既に長期間設置している方で、『今まで何もしてこなかったけど何の問題もない』といった方も多くいらっしゃいます。
太陽光発電システムの仕組み自体はそれほど複雑なものではありませんから、故障しない限りは何もしなくても発電し続けます。
『少しでも多く発電したい』と考えている場合は、定期的なメンテナンスをおすすめします。
メンテナンスで発電量が増えるの?
必ずしもメンテナンス=発電量が増えるというわけではありません。
メンテナンスをおこなう目的は、故障や不具合の早期発見、予防をすることです。
急激に発電量が低下した場合は誰でも異常に気づくことができますが、徐々に発電量が低下しているのに気づくのは難しいです。
発電量の低下はパネルによる問題がほとんどです。それが
●ホットスポットによるものなのか?
●経年劣化によるものなのか?
●パネルの汚れによるものなのか?
原因を把握するには定期的なメンテナンスが効果的です。
売電収益をしっかりと上げるためには、定期点検をきちんと行って『長期的に発電量を安定的に確保する』よう努めましょう。