住宅用でも太陽光パネル自動清掃装置は使えますか?
使えなくはないが、コストと見合うかが問題
メガソーラーなどの大規模な発電システムの場合、人件費がかかるので自動清掃装置を使ってのモジュール洗浄など、メンテナンスの自動化が進んでいます。
太陽光パネル自動清掃装置などの機器は、メガソーラー向けに開発された商品のため価格もそれなりのものになります。技術的に住宅用に導入することは可能ですが、メンテナンスコストの削減という観点で考えると現時点では割に合わないと考えるのが妥当です。
住宅用・小規模産業用は自動化にならない?
技術開発が進み、価格が下がってくれば将来的に自動化となる可能性はありますが、すぐにというのはなかなか難しいでしょう。
住宅用に関してはエコめがねなど、モニタリングで発電システムの管理を行うシステムはありますが、パネルの清掃やパワコンのチェックなど、保守・点検作業は人の手でおこなうのが基本となります。パネルのチェックは測定器を使用しますが、こちらもやはり人が操作して作業をおこないます。
住宅用・小規模産業用のメンテナンスは人による作業で安全に
自動化して安くおこなえようになることは良いことですが、配線のチェックなど細かい部分は人間の目でおこなう方が安心です。今後、自動化が進む部分もでてくるとは思いますが、メンテナンス費用を削りすぎて故障が多発してしまっては売電額にも影響してきます。
定期点検など、発電システム全体のメンテナンスをおこなう際は、経験を持ったメンテナンス業者に任せるようにしましょう。