雑草対策
産業用、特に野立てで設置した場合は雑草対策が非常に大切になってきます。
雑草を放ったらかしにしておくと、パネルが草に隠れて影になってしまい、発電量低下の原因となってしまいます。
ここでは、雑草対策の方法や価格等について説明していきます。
草刈り(除草作業)による雑草対策
人の手によって雑草を刈り取ります。草の種類や量にもよりますが、50kWクラスであれば、4人で1日程度の時間がかかります。費用は内容にもよりますが10万円~20万円程度が一般的です。
基本的な作業は草刈機で行います。パネルの下はバックシート、ケーブル、架台等を傷つけないように、手で作業を行います。
草刈り自体は簡単な作業ですが、どうしても石は飛んでしまいます。きちんとシステムを保護するための養生をしてくれるかどうかは見積もりの段階で確認しておきましょう。
また、ある事例では、刈った草をそのへんに捨ててしまうこともあるそうです。自治体のルールに沿ってきちんと廃棄してくれる業者を選びましょう。
防草シートによる雑草対策
草刈りによる雑草対策が一般的ですが、草を生えないようにするために防草シートによる雑草対策もあります。
防草シートの価格ですが、使用する面積や素材によって異なります。複数の種類を用意している業者に見積もり依頼するとよいでしょう。ただ、予算を削りすぎて質の悪い防草シートを使ってしまうと、草がシートを突き破ってでてきてしまうケースがあります。無理して高いものにする必要はありませんが、長期的に使用できるものを選ぶとコストパフォーマンスが高くなる傾向にあります。
除草剤による雑草対策
除草剤の散布によって、雑草を除去する雑草対策があります。草の種類や周辺の環境によっては使用できない場合があるため、事前の確認は必要になります。使用方法を誤ってしまうと周辺に悪影響を及ぼしてしまうこともあるため、安全性を確認して使用する必要があります。
除草剤の価格は使用量や薬剤の種類によって異なります。専門の業者に見積もりを取って、使用するようにしましょう。