点検・計測
点検・計測について
発電システムに異常がないかどうかの確認や、発電量が低下している場合の原因を探るには『点検・計測』が重要です。以下、一般的に行われる点検・計測項目について説明します。
I-Vカーブ測定
専用の測定機器でIVカーブ特性を測定し、稼動している太陽光発電システムがメーカーの公称値のとおり発電しているかをストリング単位で測定し不良モジュールを発見するために行います。
セルラインチェック
I-Vカーブ測定を行って異常が発見された場合、どのモジュールに異常があるのか、または、どの接続部分にあるものなのかを特定する必要があります。そのときにセル単位で障害を測定することができるのがセルラインチェッカーです。初期不良、経年劣化、施工不良など、異常原因の特定をすることができます。
サーモグラフィー測定
サーモグラフィー測定は太陽光モジュールの異常発熱を目で見える形で画像化し、ホットスポットの発生を検出します。異常個所を特定し、障害発生の発見や予防を行います。
上記の内容で異常箇所、原因を特定することで、メーカーへの交換請求や修理依頼がスムーズに行えるようになります。発電システムのチェックには経験に基づいた専門的な技術が必要です。素人が行うと正確な測定ができず、時間もかかります。メンテナンスのプロに依頼することで、診断時間が短縮され、発電停止時間も短くなり、発電量・売電量を確保することが出来ます。