災害時に慌てない!太陽光発電の自立運転機能の使い方
自立運転機能とは
現在販売されているほとんどの太陽光発電システムには、『自立運転機能』が備わっています。この自立運転機能を使うことで、災害時などの停電時に電力を利用することができます。
停電時に電力を使用することができるので、テレビ・ラジオなどで情報を得ることができますし、スマートフォンや携帯電話などの通信機器を充電することもできます。
自立運転機能で使える電力の上限は1500Wまで!
少し古いデータになりますが、環境省が太陽光発電の自立運転モードで使える電気機器の稼働実験結果を公表しています。
電子レンジやエアコンなど、電力消費の大きいものは使えないか動作が不安定になってしまうので注意が必要です。
自立運転機能の使い方
自立運転コンセントの位置を確認しておきましょう
パワーコンディショナ本体、もしくパワコンの近くに自立運転専用のコンセントがあります。
自立運転コンセントがどこにあるのか、そして形状も確認しましょう。
取扱説明書を確認する
メーカーによって取り扱いの方法が若干異なる場合があります。また同じメーカーでも古いものと新しいものでは仕様が変わっている可能性もあります。操作を誤ると大きな事故につながってしまいかねません。必ず取り扱い説明書に沿って利用するようにしましょう。
主電源ブレーカーをOFFにする
ブレーカーがONになったままだと予期しない間に通電してしまい、最悪の場合は火災につながってしまう場合もあります。自立運転以前に、災害の時には停電していても必ず主電源ブレーカーはOFFにしておきましょう!
太陽光発電用ブレーカーをOFFにする
自立運転を使用する前には、太陽光発電用ブレーカーをOFFにしましょう。商用電源につながったままだと自立運転しないばかりか、パワコンが故障してしまう可能性があります。
自立運転モードに切り替える
取り扱い説明書の内容に沿って、自動運転モードに切り替えましょう。
電化製品をコンセントにつなぐ
1500Wを超えない範囲で電化製品を使用できます。ただ、天候によっては動作が不安定になるので発電している出力はまめに確認するようにしましょう。
停電が復旧したら元に戻しましょう。
停電復旧後に自立運転モードにしたままだと売電をおこなうことができません。必ず元の状態に戻しておきましょう。
自立運転機能にもメンテナンスは必要?
基本的に災害時にしか使わない機能ですが、もしもの時にはしっかりと動いてもらわないと困るのが自立運転機能です。メンテナンスもしっかりと行ってもらうことが重要です。定期点検の際は、自立運転機能もチェックしてもらいましょう。